疲れてグッタリ……何もしたくない……という時、とにかく手軽にBL補給できるラブコメ作品を集めました!
副音声はうるさい十分に 1〜5 /英子
課長の野崎と部下の西田は、完全に両思いなのにお互いに鈍感すぎて、全てがすれ違っている。
ある日西田の誘いでデートに漕ぎ着けたものの、二人は勢い余ってセフレになってしまう。
二人とも心の声は大騒ぎでお互いを大好きなのに、相手の前ではクールで物分かりのいい男を演じてばかりで……
初読時、え?!何これ!!とすごい衝撃でした……!
副音声=文字が多い
にもかかわらず、絵がすっきりしてシャープなためか画面がうるさくなく、とても読みやすい。
二人の心の声がダダ漏れなんですけど、それが面白すぎてとにかく笑えます!
特に、イケメンで仕事もできるのに自分のことを”重いおじさん”扱いして自重しまくる野崎課長がツボ。
二人とも、”こんなに相手を好きすぎると知れたら嫌われるから、クールに割り切ってると思わせなきゃ”と必死なんですが、読者には心の声がバレバレなので(笑)
徐々に本心がバレ始め、二人の心の距離も縮まっていく様子に、本当に嬉しくなってしまいました。
現在5巻まで発売されていますが、ずーっと飽きないです。
ほんと、この設定出会えて良かった!!
不器用な白衣の脱がし方/白松
ストーカーから逃れるため、田舎の高校に逃げるように赴任してきた養護教諭の久世薫は、着任早々問題児たちと遭遇する。
そこに居合わせた和倉という生徒と親しくなり、年上の余裕を見せて軽口を叩くうち、流れで秘密の触れ合いをすることになってしまう。
割り切った”性欲処理”のつもりが、薫は本当に和倉のことが気になり始め……
白松先生の描くイケメン、眼福です~!
薫は必死に”大人の余裕”を醸し出そうとするんですが和倉にキュンキュンなのがバレバレで、可愛すぎます。
そして見た目ヤンキーなのに真面目で優等生な和倉はもちろん、高校生たちもなかなかの個性派揃いで飽きません。
それにしても、”せんせい”呼びの破壊力よ……!
年齢差ありや生徒×先生の場合、変に名前で呼び合ったりするより、敬語で「先生」のままのほうが萌えませんか……背徳萌えですかね……
Kindle unlimitedで読めます。
荒天ブラザーシップ/加藤スス
母を亡くした高校生のナオは、幼い弟のリツを連れて田舎の祖母宅で暮らすことに。
そこに数年前自分を置いて出て行った義理の次兄・国永も転がり込んできて、ナオたち兄弟の生活を搔き乱す。
さらに国永は、父の財閥の跡取り回避のため、ナオとくっついたことにしようと言い出し…
”妾の子”と言われ続け、高校生なのにどこか諦観したナオを、すっかりダメンズになった国永が引っ掻き回す様子が微笑ましい。
国永はチャラチャラしているように見えても英才教育を受けたハイスぺくんなので、決めるところは決めてくれるところはさすが。
二人の実家絡みのゴタゴタはあるものの終始兄×弟のラブコメに徹してくれているため、安心して読めます。
ラストはもう一組意外なCP誕生で、スピンオフを熱望しちゃいます……!
探偵事務所の飼い主さま/noji
警察を退職後探偵事務所を経営している佐狐史佳と、助手の中村狼。
偶然拾った狼は動物探しが得意でとても有能だが、史佳を好きだと公言し、恋人にしてくれと迫ってくる。
成人もしていない子供なんて相手に出来ないと突っぱねる史佳だったが、狼の二十歳の誕生日が近付いていた――
セレブで美人だけど押しに弱く軟弱な史佳と、ピンク頭で強面だけど動物に好かれる狼の組み合わせがいいです。
子供だと思っていた攻めに迫られてアタフタしてしまう受け、という図も好き。
ちょいちょいギャグ画が挟まれて間違いなくラブコメなのですが、きちんと一つ一つの依頼が完結するように構成されているので、謎解きも楽しめます。
続編出ないかな~
オフステージラブサイド/大島かもめ
ずっと自分に自信がなかったトモヤは、過去に一度だけ会った”ケイ”という男性を忘れられずにいた。
その時のケイの一言で勇気を出し、今やトップアイドルの一員となったトモヤの前に、なんとケイがボディーガードとして現れ……
ボディガード×アイドル、実際にはありえなさそうな設定ですが、あったらいいのに~という妄想も掻き立てるCP。
絵柄も美しく、アイドルの名に相応しい美形ぶりを堪能できました。
超人気アイドルなのに、過去の失態もありケイの前では全然自信がなく、完全に恋する乙女になるトモヤがかわいい。普通に考えてもそんなわけないやろ、と突っ込みたくなります。
が、仕事は仕事として一歩引いているケイさんの態度がそうさせているのもまた事実で、そこを崩せるのか……というあたりちょっとドキドキしながら読みました。
くっついた後のグッズに囲まれて……というアレは、すごい性癖だけど、なんかわかるかも、と真顔になりました。
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